鍵を失くして開かない時とは違い、こちらでは家の鍵を持っているのに開かない時についてまとめてみました。鍵を失くした時はこちら。
目次
なぜ鍵が開かなくなるの?
家の鍵が突然開かなくなったら誰でも焦ってしまい、現実をすぐには受け入れることができません。なにせ紛失した時とは違って、いつも使っている鍵が手元にあるのですから。
なぜ鍵が開かなくなるのでしょうか、いくつか開かなくなった例をご紹介していきます。
鍵が古くなっている
基本的に鍵の耐用年数は7年~15年ほどで、同居家族が多いとか会社の出入りする人数が多いとか、使う頻度によっても耐用年数より早く壊れてしまう事があります。また、屋内についている鍵なのか、風雨に晒される屋外についている鍵なのか、重量のあるドアや風でバタンバタン閉まるドアなのか。そういったことも、早く故障してしまう原因のひとつです。
鍵が古くなっている場合は鍵の寿命なので、丸ごと交換することが多いです。鍵と一言にいっても、ドアの枠についている受け座、扉の中に埋めこまれている錠ケース、鍵穴となるシリンダー、錠前を操作するドアノブなど、たくさんの部品が揃って鍵・または錠前と呼びます。そのどれもが老朽化していると、一つ交換してもまた違う部品が壊れることがあるので、どうせなら一度に交換しておくと安心ですね。
取り付けられている鍵によって、部品の数は異なります。
鍵が欠けたり折れたりしている
お手持ちの鍵が欠けていませんか?少し欠けているだけで、シリンダーを回すための形にピッタリ合わないので、開けられなくなっている場合があります。
またすでに折れてしまった鍵や欠けた鍵を挿しこまないようにしましょう。開かないどころか、抜けなくなることもあります。
鍵穴の中が壊れている
鍵穴の中の部品が割れたり折れたり、バネが曲がっていたり、ピンと呼ばれる部品が破損していたりと、鍵穴・錠前の部品が壊れている可能性があります。開けにくいなあ、でも何度か鍵を回したら開くなあ、と感じながらもそのまま修理せずに使っていたところ、とうとう開かなくなってしまったということが考えられます。
老朽化が原因でこうした故障が起きることもありますが、普段鍵を乱暴にガチャガチャ回したり、ドアノブに重い荷物をかけたり、バタン!とドアを閉めることをずっと続けていると鍵も早く故障してしまうので、あまり乱暴に取り扱ってはいけません。
鍵穴の中にゴミがついている
子供が鍵穴の中にゴミを詰めてしまったり、間違ったお手入れで油やシリコン剤を注入してしまった事が原因で開かなくなることがあります。鍵の潤滑性をよくしようと専用の粉をかけたりもしますが、かけすぎて鍵穴の中に溜まってしまうと鍵が回らなくなります。少量の粉を馴染ませる程度にしましょう。
また長年使っていない鍵は鍵穴の中に虫が住みつくこともあるので、使わなさすぎるのも故障の原因になることがあります。
ドアノブが故障している
ドアノブも老朽化するとへたってしまいます。シリンダーに問題が無くても、ドアノブが老朽化し故障している可能性もあり、特にお風呂場は湿気も溜まりやすい場所でドアノブが錆びてしまい開かなくなることがあります。定期的に確認してみましょう。
ドアが老朽化している
ドアが古くなってだんだんズレてくると、ドア枠と錠前から出てくる部品の位置が合わなくなり、鍵が閉めにくい・閉まらないトラブルが起きます。そのまま鍵を無理やり閉めていたところ、鍵が開かなくなることがあります。鍵が引っかかるような感じで閉めにくい、力を入れないと閉まらない、そうした時はズレが原因であることが多いです。
取り付け方が悪かった
こちらは技術的な問題で鍵が正しく取り付けられていなかった場合、開かなくなる・早く故障してしまい開かなくなることがあります。ドアのズレと同様に錠前がズレていてもダメ。ネジの締めが緩かった、ドア枠側の加工がし切れていなかった、正しい部品を選んでいない・ドアの重量や厚さに対して適した鍵を付けていない、などなど。素人がやると、こうしたトラブルが起きやすくなります。
鍵が変えられている
イレギュラーですが、家賃滞納の際は鍵が使えないように変えられていることがあります。また、ご家族が知らせずに鍵を変えていたなんてことも。
空き巣に入られたかも
空き巣は入る為の手段として「壊す」方法をとる場合があります。壊しきれず侵入を諦めて帰ったかもしれませんが、鍵穴が壊れていると正しいカギでも開けることができません。
鍵が開かなくなったらどうすれば良い?
どうにもこうにも家に入りたい!故障したカギを修理して欲しい時は、鍵屋さんを呼ぶと良いです。故障していたら新しい鍵を用意し、最短でその日のうちに交換も対応してくれます。
日々のメンテナンス
鍵が抜けにくい、開けにくい時は鍵穴に専用の潤滑剤を入れるとスムーズに回ります。専用以外の油・シリコンスプレーは粘性を持つので鍵を壊すことになります。応急処置としては、お手持ちの鍵に鉛筆の黒鉛を馴染ませて何度か抜き差ししてみてください。つけすぎは✕。
それでもまだ使いにくい場合は故障しているかもしれないので、プロに一度見てもらい早く修理を行いましょう。